第12次5ヶ年計画には、経済、環境、社会の諸側面の挑戦課題が多数、盛り込まれました。持続可能性戦略をビジネス戦略のなかに統合し、グローバル環境において予想される問題に対処し、お客様のニーズ変化に対応していきます。
持続可能性マネジメントモデルの中核にあるのは、「コミュニティと国と気候と顧客と企業――五者のすべてにとって利となること」というビジネス哲学です。このビジネス哲学は、責任管理から経済・社会・環境関連の活動まで広範な諸側面を統合する主軸です。
過去3年間および今後3~5年間の戦略の焦点は、持続可能な開発管理、経済・環境・社会です:
持続可能な開発管理については、ステークホルダーの関心とニーズを積極的に見極めて対応し、ステークホルダーの関心事項をビジネス戦略および持続可能性戦略のなかに統合します。同時に、従業員の持続可能性に関する意識高揚に努め、アジア・シンボル社の持続可能性哲学と持続可能性に関する意識を行動として実践し、日常業務活動の中で実証します。
事業活動においては、高品質の効率的生産を最重視し、全ての人によりよい暮らしをもたらす共通の社会的価値観の創出に努めます。質の高い製品の製造と事業活動の効率向上を通じて、お客様にとっての価値を創り出し、質の高い製品を競争力のある価格で提供することによってお客様のニーズに応えます。この姿勢により、アジア・シンボル社は市場において長く主導的地歩を維持可能となり、同時に他のステークホルダーにとっての共通価値観の創出につながります。
環境関連では、持続可能なパルプ・紙生産を実現するための省エネ、汚染軽減、および環境保護を最重視します。高品質の効率的生産、省エネ、環境との調和というビジネス方針を固守し、中国の省エネと排出削減政策をサポートします。環境保護、持続可能なパルプ生産、環境に優しい製紙工程、および循環経済構想の実践に前向きに投資し、最良のパルプ・紙環境基準を達成し業界のベンチマークとなることを目指します。
社会の発展を支援するためには従業員への配慮が重要と考え、またコミュニティ開発に積極的に取り組みます。従業員福利を最重要事項と定め、従業員教育、能力開発、および健康と安全の確保に努めます。コミュニティ開発については、教育、コミュニティ参加とチャリティ活動や災害復旧協力を通じて貧困緩和に取り組みます。アジア・シンボル社の製品とサービスがお客様の健康を危険にさらすことがないよう万全を期して活動します。